III. 14. 葬儀の服装
弔事の服装のマナーとしては、何より「黒」が真っ先に思いつくところです。ただし、歴史的には永らく「白」が用いられていたそうです。戦時中、何かと喪服を着用する機会が多くなり、白では汚れが目立ちやすいので、「黒」にとって代わられるようになったともいわれています。いずれにせよ、現在では、派手さを控えるといった意味でも、ダーク系の色調を基準にしてください。
ただし、「黒」にこだわらないといけないのは、仏道では【葬儀】(告別式)・【初七日】・【四十九日】・【一周忌法要】、その他の宗旨ではこれらに相応する行事までとしてください。また、三回忌(及びそれに相応する行事)を過ぎると、服装は簡略化するように心掛けるのがマナーです。本来は、【通夜】では黒を用いる方が多いですが、紺色や灰色の地味な色を用いても失礼にはあたりません。通学中のお子さんは、制服を喪服として代用して頂いて構いません。
とくに女性の場合は、いくら黒でも露出の控えめな服装としてください。他にも、服装で気を付けるべきマナーとしては、一般の参列者は、近親者の衣装のグレードを超えないように心掛けるということが挙げられます。言い換えれば、近親者は正式礼装を着用し、一般の参列者は略式礼装を、というぐらいに考えていもよいでしょう。男性の正式な喪服は、モーニングコートか黒五つ紋羽織袴となります。女性の場合は、黒のアフタヌーンドレスか、黒五つ紋付きとなります。なお、和服では、足袋を除き袋帯から帯揚げ、帯締め、草履に至るまで、黒で統一するようにしてください。
(C) 2009 社会人・大人のマナー 冠婚葬祭 ビジネス 葬儀 メール 面接 法事 結婚式 葬式