III. 12. 香典返し




「香典を受けた返礼に物を贈ること。またその物」『広辞苑第五版』が、【香典返し】です。マナーとしてまず抑えておくべきは、お渡しするタイミングですね。【香典返し】は、【仏道】では【四十九日】の【忌明け】の法要を終えてから行います。大体の期日は、【忌明け】からひと月以内とされています。なお、【神道】では、【三十日祭】・【五十日祭】の後に【香典返し】をします。【キリスト教】では、【香典返し】が行われないこともありますが、葬儀からひと月ほど後に催される【召天記念式】や【追悼ミサ】でお渡しされることも多いようです。

次に、抑えておくべき【香典返し】のマナーは相場についてです。これは、一般の【御返し】と同様、頂いた額の半額〜三分の一程度を目安としてください。

【香典返し】の体裁としては、仏道では、【掛け紙】をするのがマナーとなっています。【水引】には、【白黒】の【結び切り】=【方結び】が用いられます。近畿地方や東北地方の一部では、【黄白】が用いられることもあります。差出人としては、喪主あるいは故人の姓のみを記します。表書きには、【志】・【満中陰志】・【粗供養】が用いられます。なお、【志】は、全ての宗旨に通用しますので覚えておくとよいでしょう。

神道では、【双銀】・【結び切り】=【方結び】の【水引】をかけ、表書きを【志】・【偲草(しのびぐさ)】とします。キリスト教では、【水引】は不要、表書きを【志】・【感謝】・【召天記念】とします。

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