II. 31. 退院祝い




さて、内容が前後しますが、病気・ケガの【お見舞い】との兼ね合いで、【退院祝い】についてもみておきましょう。【退院祝い】は、文字通り、晴れてケガ・病気が快方に向かい、退院に漕ぎ着けたところでなされるお祝いです。ただし、後に紹介する【快気・全快祝い】との混同を避けるために、確認しておくと、【お見舞い】と同じく、(元)患者さんへお贈りするものです。

ただし、【退院祝い】は、【お見舞い】と重複して差し上げるものではないといってよいでしょう。病状や経過に応じて、どちらかを選択すれば構いません。ですから、相場の目安も【病気・ケガのお見舞い】(【II. 25.】)と同じと考えれば大丈夫です。

お品としては、入浴剤などお体を気遣うことができるようなものが人気です。お花などもよいです。

さて、贈り物の体裁としては、【熨斗(のし)】付、【紅白】の【結び切り】=【方結び】の【水引】を用います。【II. 3.】で述べたとおり、この【水引】には「二度と繰り返さないように」という願いが込められます。

さて、【御返し】についてですが、理屈としては、これも【お見舞い】のマナーと同様、御厚意に甘えて結構です。ただし、実質的に【お見舞い】も【退院祝い】もお礼に相当するリアクションを講ずることになるのです。それが次節でみる【快気・全快祝い】なのです。なるほど、【御返し】のマナーというものは、上手にできているものなのですよ。

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