II. 21. お中元(2)…熨斗(のし)・水引・内祝・御返し




【お中元】の贈り物の体裁についてですが、基本的には、【熨斗(のし)】を付け、【紅白】・【花結び】=【蝶結び】の【水引】を締める、と覚えておいて頂いて構いません。【中元】の謂れは、「半年生存の無事を祝う」というところにありましたが、一般的にはお年賀のようなお祝いとしては認識されていませんので、喪中のご家庭にもお贈りしてもマナーに反することにはなりません。ただし、【熨斗(のし)】と【水引】は外すことだけは忘れないようにしましょう。また、お礼の電話などを頂いたときには、相手を気遣う一言を添えるのが、マナーとして必要とされるところです。

さて、表書きですが、もちろん【お中元】が基本ですが、前節でも言及したように、お贈りする時期が遅れてしまったといったような例外が発生したときは、【暑中見舞い】・【暑中御伺い】と書き改めるとよいのです。

元来、贈り物をお宅に持参するというのが、古くからの慣習でしたが、最近ではデパートに発送を取り次いでもらうスタイルが主流になりつつあります。その際には、到着日を注意することに加えて、素直な気持ちを認めた【送り状】を差し出すことを忘れないようにしましょう。

さて、【お中元】では【御返し】をすることはありません。理屈から言うと、以前にお世話をした方から感謝の気持ちを込めて贈られるものだからです。ですから、頂いた喜びを【礼状】に認めるのが頂いた側のマナーと相成ります。送り状と同様、お話好きな方には、お電話を差し上げても失礼には当たりません。

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