II. 19. 卒業祝い…進学・就職や成人式との兼ね合いを
お子様が成長を遂げ、新しいフィールドへと羽ばたかれるポイントなる【卒業】もまた、喜ばしい行事であることには違いありません。ただし、ごく身内であっても、【卒業祝い】を贈るのことは一般的にはあまりないようです。というのは、大体が、【入学祝い】や【就職祝い】を贈る時期が重なるからです。さらに、短大生の場合には、【成人式】との兼ね合いも生じてきます。とくに女の子の場合には、成人式には着物を揃えたり、出費がかさむところですし、男性に比べて記念写真も後々大切にされますので、【成人のお祝い】にウェイトを置くのもよいですね。
いずれにせよ、【卒業祝い】とは、ごく家族近隣でおいしいものを食べるという程度で考えておくとよいでしょう。同級生の家族ぐるみのお付き合いなら、ご家庭でパーティというのもよいですね。いずれにせよ、【熨斗(のし)】と【水引】を付して【卒業祝い】といったものを贈ると、ご両親に却って気を遣わせてしまうこともあります。むしろ、お電話をする機会があれば、お祝いの言葉をさりげなく添えておくというのが、スマートなマナーかと考えられます。
逆に、【入学祝い】や【就職祝い】を辞退するかたちで、【卒業祝い】を差し上げるなら、贈り物には、やはり【熨斗(のし)】をつけ、【紅白】・【花結び】=【蝶結び】の【水引】を付します。表書きは、【卒業御祝】・【祝御卒業】と認めます。
また、【成人祝い】や【就職祝い】にウェイトを置きたければ、【熨斗(のし)】・【水引】については上記と同様の体裁で、贈り物をしてください。表書きは、やはり【成人御祝】・【祝御成人】・【就職御祝】・【祝御就職】としましょう。
それぞれの相場も、概ね【入学祝い】と同ラインを基準にすればよいでしょう。御返しは、【内祝】として、ご本人の名前を認めましょう。頂いたお祝いの半額〜三分の一を目安にしてください。といっても、入学祝いと同様、【御返し】はあまり堅く考える必要はありません。成人式なら、【記念品】を贈ってもよいでしょう。写真をプリントした礼状を差し上げるのも結構です。いずれにせよ、【就職】・【成人式】は、本人がもう子どもではないということを示すイベントですから、ご本人が工夫してスマートにお礼を心を示すというのが【真のマナー】であるともいえましょう。就職祝いに対しては、初任給で贈り物をするというのも、マナーとして美しいものですね。
以上、【お祝いのマナー】について、代表的なところを紹介してまいりました。次節からは、【贈り物のマナー】に話題の中心を移します。
(C) 2009 社会人・大人のマナー 冠婚葬祭 ビジネス 葬儀 メール 面接 法事 結婚式 葬式